キリスト教関連科目

キリスト教入門

キリスト教は西暦1世紀に現在のパレスティナに成立し、現在では世界の3大宗教のひとつとされ、現代の文明に計り知れない影響を与えている。
では、キリスト教とは何か。この講義ではユダヤ人の歴史とローマ帝国の支配を検討することによりキリスト教の成立の背景を考察するとともに、その後のキリスト教の発展を検討し、他の主な宗教と比較することによりキリスト教の本質について考えていきたい。

 

聖書概論

聖書とはどのような書物かということを知るために、それぞれの内容や特徴を順番に概観していく。聖書が教える普遍的な知恵に触れ、苦しみ、愛、悪、救い、徳などのテーマについて考察する。

 

キリスト教と文化

とりわけ日本では宗教を非科学的なもの、科学と対立するものとの考えが根強い。キリスト教に関しても、教会は科学の発達に反対の立場をとってきたと考えられている。しかし、地動説や進化論はキリスト教徒によって唱えられたのであり、教会もそれに真っ向から反対したわけではない。本講義では、とくに16~17世紀の科学の発達における教会とキリスト教徒の位置を検討することによって、宗教と科学の問題を考察する。

 

聖書と現代

2000年以上前から保管され伝えられている聖書の教えが、社会で行われる人間活動の様々な分野において、どのように生かされているのかを見て行く。

 

キリスト教海外研修

本学と深い関係にあるアシジに聖フランシスコの足跡をたどることによって大学の建学の精神を理解することを目的として いる。教会の権力が政治の世界で強大な力を持ち、キリスト教の本質が危うくなった12世紀後半に現れたフランシスコは、聖書の従った生き方を選び、その生き方によって現代に至るまで人々に大きな影響を与えている。
ローマとアシジを中心にした9日間の研修によってフランシスコゆかりの土地や自然、聖堂や修道院を訪れ、キリスト教の世界の豊かさに触れていきたい。

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