西洋美術史講座(東京)第59回 2020年10月18日
「ジョン・ラスキンと芸術、 ラファエル前派とアーツ&クラフツ運動」
ロマン主義美術、19世紀イギリス絵画
前回に続き、Zoomでの開催となった西洋美術史講座は、42名の方にご参加いただきました。
後世に多大な影響を与えたジョン・ラスキンの生涯と名言を学び、反アカデミズム集団「ラファエル前派」の画家たちによる作品を鑑賞しました。透明感のある明るい色彩、緻密でリアルな自然描写はまばゆいばかりです。リバティでお馴染みのウィリアム・モリスにも、偉大なラスキンのデザイン思想が引き継がれていました。
次回は、第60回記念特別講義の予定です。
ジョン・ラスキン、樹々、1872年、紙、水彩、20,8×40,9cm、ロンドン、テート・ギャラリー
エヴァレット・ミレイ、両親の家のキリスト(大工の仕事場)、1849〜50年、カンヴァス、油彩、86,4×139,7cm、ロンドン、テート・ギャラリー
エヴァレット・ミレイ、オフィーリア、1851〜52年、カンヴァス、油彩、76,2×111,8cm、ロンドン、テート・ギャラリー
エヴァレット・ミレイ、ジョン・ラスキンの肖像、1853〜54年、カンヴァス、油彩、78,7×68cm、オックスフォード、アシュモリアン美術館
エヴァレット・ミレイ、月 まさに昇りぬ されど未だ夜ならず 、1890年、カンヴァス、油彩、1041×1689cm、ロンドン、テート・ギャラリー
ウィリアム・ホルマン・ハント、夜の光(部分)、1851〜53年、カンヴァス、油彩、125,5×59,8cm、マンチェスター、市立美術館
ウィリアム・ホルマン・ハント、死の影、1870〜73年、カンヴァス、油彩、テンペラ、214,2×168,2cm、マンチェスター、市立美術館
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ベアータ・ベアトリクス(祝福されしベアトリーチェ)、1864〜70年頃、カンヴァス、油彩、86,4×60cm、ロンドン、テート・ギャラリー
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ、プロセルピナ(部分)、1874年頃、カンヴァス、油彩、129,3×61cm、ロンドン、テート・ギャラリー
エドワード・バーン=ジョーンズ、廃墟の恋、1894年、カンヴァス、油彩、72,6×41,9cm、ロンドン、テート・ギャラリー