西洋美術史講座(東京)第55回 2019年4月21日
「ロマン主義の展開と衰退、アカデミスムとオリエンタリスム」
ロマン主義美術、19世紀フランス絵画
平成最後の西洋美術史講座は 4月21日、54人の方に参加いただき開催されました。
ロマン主義とその時代について、様々な角度から学びました。ドラクロワの歴史的な役割、彼に続く画家たち、アカデミスムの画家たちについても学びました。師弟関係の中にあったアングルとシャセリオーのお話はとても興味深く、時代背景だけでなく文学が複雑に絡み合い、新たな世界を創造していく様子などプロジェクターとともに見せていただき、その世界に引き込まれました。
オラース・ヴェルネ、アブラハムに追放されるハガル、1837年、カンヴァス、油彩、82×65cm、フランス、ナント美術館
アリ・シェフェール、スリオート族の女たち、1827年、カンヴァス、油彩、118×90cm、パリ、ルーヴル美術館
アリ・シェフェール、聖アウグスティヌスと聖モニカ、1855年、カンヴァス、油彩、146,5×114,5cm、パリ、ルーヴル美術館
ポール・ドラローシュ、ジェーン・グレイの処刑、1833年、カンヴァス、油彩、246×297cm、ロンドン、ナショナル・ギャラリー
ポール・ドラローシュ、殉教した若い娘、1855年、カンヴァス、油彩、170,5×148cm、パリ、ルーヴル美術館
テオドール・シャセリオー、水浴のスザンナ、1839年、カンヴァス、油彩、255×196cm、パリ、ルーヴル美術館
テオドール・シャセリオー、エステルの化粧、1841年、カンヴァス、油彩、45,5×35,5cm、パリ、ルーヴル美術館
テオドール・シャセリオー、テピダリウム、1853年、カンヴァス、油彩、171×258cm、パリ、オルセー美術館
テオドール・シャセリオー、コンスタンティーヌのユダヤ人女性、1846〜56年、カンヴァス、油彩、52,5×40,3cm、パリ、エティエンヌ・ブレトン・コレクション
テオドール・シャセリオー、ラコルデール神父の肖像、1840年、カンヴァス、油彩、146×107cm、パリ、ルーヴル美術館