西洋美術史講座（東京）第57回 2020年1月19日
「近代的風景画の確立・イギリスの国民的画家ジョン・コンスタブル」
ロマン主義美術・19世紀イギリス絵画
令和初の美術史講座は、1月21日65名の方に参加いただき開催されました。
宗教画や肖像画が主流であった中、ジョン・コンスタブルは、生まれ故郷のサフォークの自然を油彩画と水彩画で描き、近代風景画の地位を確立しました。
『干し草車』をはじめ、美しい風景画の数々に心を奪われてしまいました。
上 リチャード・ウィルソン、ローマ、ジャニコロの丘から見たサン・ピエトロとヴァティカン、1753年頃、カンヴァス、油彩、113×139,1cm、ロンドン、テート・ギャラリー
下 クロード・ロラン、踊る人物のいる風景、1648 年頃、カンヴァス、油彩、150×200cm、ローマ、ドーリア＝パンフィーリ美術館
リチャード・ウィルソン、スノウドン、1766年頃、カンヴァス、油彩、100,5×124cm、イギリス、ノッティンガム、キャッスル美術館
アレクサンダー・カズンズ、川岸に神殿のある風景 、1770〜1780年、紙、水彩、インク、48.9×66cm、ロンドン、テート・ギャラリー
ジョン・カズンズ、ネミ湖とジェンツィアーノの町、1777年、紙、鉛筆、水彩、49,5×68cm、ロンドン、テート・ギャラリー
トマス・ガーティン、チェルシーの白い家、1800年、紙、水彩、29,8×51,4cm、ロンドン、テート・ブリテン
リチャード・パークス・ボニントン、ヴェネツィア近郊のラグーン、1820年、紙、水彩、30×43cm、パリ、ルーヴル美術館
ジョン・コンスタブル、フラットフォードの製粉場、1816〜17年、カンヴァス、油彩、101，7×127cm、ロンドン、テート・ギャラリー
ジョン・コンスタブル、干し草車、1821年、カンヴァス、油彩、130,5×185,5cm、ロンドン、ナショナル・ギャラリー
ジョン・コンスタブル、ハドレイ城、1829年、カンヴァス、油彩、122×164,5cm、ニュー・ヘヴン、エール大学英国美術センター
ジョン・コンスタブル、南から見たオールド・セーラムの町の丘、1834年、紙、水彩、30×48,7cm、ロンドン、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
