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西洋美術史講座(東京)中世3部作第2部2021年5月30日

「名もなき石工の信仰と黙想、初めてのミレニアム」

ロマネスク美術

講師 : 佐藤よりこ(F6)

19世紀末まで、ロマネスク美術は「ローマ風」ではあるが「ローマのものにはなり得ない稚拙な美術」と考えられていたが、今日、ヨーロッパ独自の芸術として高く評価されている。
紀元1000年のミレニアムを無事に終えた人々の安堵と神への感謝を捧げるために、ヨーロッパ各地の巡礼路に沿って、各地域独自の伝統を組み入れた多くの聖堂が建てられた。
石作りの神の宿る家(聖堂)と名もない石工の素晴らしい彫刻を、映像と共に学びました。

「ダロウの書」動物組紐文様のカーペット・ページ、680年頃、24,5×14,5cm、アイルランド、ダブリン、トリニティー・カレッジ図書館
コルドバの大モスク(メスキータ)=聖マリア大聖堂外観、785年頃起工、9〜10世紀に増築、スペイン
エスカラーダ、サン・ミゲル聖堂外観、913年、スペイン

アーヘン、宮廷礼拝堂内観、800年、ドイツ
ピサ、サンタ・マリア大聖堂と鐘塔、11世紀後半〜12世紀前半、イタリア
ピサ、サンタ・マリア大聖堂と鐘塔、11世紀後半〜12世紀前半、イタリア
ヴェズレー、サント・マドレーヌ修道院聖堂内観、12世紀前半、フランス
ヴェズレー、サント・マドレーヌ修道院聖堂内観、12世紀前半、フランス
ヴェズレー、サント・マドレーヌ修道院聖堂、西正面ナルテックス中央扉口チュンパヌム、1125年頃、フランス
ヴェズレー、サント・マドレーヌ修道院聖堂、西正面ナルテックス中央扉口チュンパヌム、1125年頃、フランス
コンク、サント・フォア修道院聖堂外観、後陣、12世紀前半、フランス
コンク、サント・フォア修道院聖堂外観、後陣、12世紀前半、フランス
最後の審判、コンク、サント・フォア修道院聖堂、西正面扉口テュンパヌム、12世紀初頭〜1130年頃、フランス
最後の審判、コンク、サント・フォア修道院聖堂、西正面扉口テュンパヌム、12世紀初頭〜1130年頃、フランス
預言者エレミア、モワサック、サン・ピエール修道院聖堂、南扉口中央柱、1115〜30年頃
預言者エレミア、モワサック、サン・ピエール修道院聖堂、南扉口中央柱、1115〜30年頃

 

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