駅や電車の中、ドラッグストアなどで、本学卒業生の方から
お声をかけていただくことが増えました。
卒業生とその子女、2代に、同じ授業科目を履修していただいたこともあります。
私も本学に長く勤めてきたのだと感じます。
先日、10月26日には、大学祭がありました。
多くの卒業生の方々にもお会いでき、懐かしく思いました。
日本女性のライフコースが多様化しています。
年齢規範やお手本となる人生モデルもなくなりました。
晩婚晩産化、離婚や再婚の増加、非婚就業継続の増加などもみられます。
家族中心に生きても、死別によって単身となる高齢女性が増えています。
卒業生の方々のライフコースも、様々なのではないでしょうか。
私は生活経営や家族関係の授業を担当してきました。
それが、在学中だけでなく卒業後のライフコースにおいても、
何か意味をもつことができていればよいのですが。
キャリア形成のため、育児や介護のため、自分自身のため、誰かのため、
いくつになっても学べる環境があるほうがよいと思います。
女子大学は女性のライフコースの終焉までを支えるものであってほしいです。
全国で、女子大が(女子高も)消えつつあります。
本学が学生募集停止となったことを、残念に思います。