子どもたちの成長と子育てにかかわる問題に、心理学の専門的な知識や技能も生かして柔軟に対応していける保育者・教育者を育てます。現場経験豊富な教員によるきめ細かな指導のもと、保育・教育の専門分野を学びます。保育所や幼稚園や小学校での実習、また子育て支援やボランティアなどで実践を繰り返し、人間的なかかわりを重ねながら、「先生」として現場で求められる力をしっかりと身につけます。
めざせる進路
教育の確かな実績と卒業生たちの活躍が評価され、心理こども学科から保育士、幼稚園・小学校教諭を希望する人の就職率は100%。また、子どもや保護者など幅広い世代のこころと行動を学んだ学生たちは、一般企業においても頼られる人材として高い評価を得ています。
保育士、幼稚園・小学校教諭への就職率は100%!
一般企業でも頼れる人材と高評価。
保育士
保育所など児童福祉施設で、乳幼児の子どもたちとかかわり、養護と教育を一体的に行い、健やかな成長をサポートする保育士の仕事。子どもたちにも保護者にも信頼される保育士として、神戸海星で学んだ多くの卒業生たちが活躍しています。
幼稚園教諭
小学校就学前の子どもたちが学ぶ幼稚園で、保育・教育にかかわる幼稚園教諭。教材の開発力や保育の確かな指導力を持ち、また保護者に対して適切なサポートを実践することができる教員を育成しています。
小学校教諭
日々成長していく子どもたちに寄り添い、助言し、同じ視点で考える教員へ。各科目の知識や教育法、また子どもたちのこころを理解して指導にあたることができる、情熱的な小学校教員を育んでいます。
一般企業など
人の行動とこころの動きを学び、また地域とのかかわりのなかでコミュニケーションの力を養った学生たちは、一般企業など幅広いフィールドで活躍しています。
大学院進学
学科での学びを深め、発達臨床のフィールドなどで活躍できる専門家として知識・技能を養うために、教育、心理学に関連する大学院へ進学する道も開けています。
学び方
1. 豊富な実践学習でノウハウ修得
子どもたちの表現意欲を引き出すピアノや歌、歌唱、そして造形の実践など。また、乳児の沐浴・調乳の実践まで。心理こども学科ではさまざまな実践学習の機会を設け、保育・教育・心理学に関する知識を身につけ、教育の場に生かすスキルを修得できるようにしています。先生として自信が持てるまで、初歩から丁寧にレクチャーします。
2. さまざまな資格を取得可能
保育士、幼稚園教諭・小学校教諭の一種免許状を取得できます。4年間で保育士資格と幼稚園教諭免許状だけでなく認定心理士の資格を取得しようと頑張っている学生も数多くいます。近年、子どもの年令に関係なく託児・保育ができる施設、障害がある子どものサポートをする施設へのニーズが高まっています。また、小学校での教育実習に加え、スクールサポーター活動にも参加可能。さらに海星キッズイングリッシュの資格(英語観光学科科目履修)、中学校英語教諭二種免許状(小学校教諭希望者)も取得できます。
3. 多様な現場体験で応用力を磨く
保育所や幼稚園、小学校、また地域の方々との連携を通して学ぶことも心理こども学科の大きな特長の一つ。現場で出会う人とのコミュニケーションや、子どもたちとのふれあい、また保護者の方々との語らいなどから得られることはたくさんあります。そのなかで職業観を磨き、さらに子どもたちの心身の成長に必要なものを学び取り、一人ひとりの声に耳を傾けることができる保育者・教育者へのステップを重ねていきます。
保育実習
2年次には児童福祉施設での実習も行い、3年次に保育所で実務を体験し、保育士の仕事について体験的に学びます。授業で学んだ理論と技術をもとに、実践力をつけることをめざします。
幼稚園教育実習
2年次に1週間の実習に取り組み、さらに3年次に3週間の実習を経験します。また4年次にも「保育・教職実践演習(幼・小)」の授業を通して、先生としての資質向上及び実践的な教育力の向上を目指しています。
小学校教育実習
3年次に4週間、小学校での教育実習に取り組みます。小学校の現場で、1日の流れや必要な知識・技術、心がまえを学びます。授業計画を立てて綿密な指導案を作成し、研究授業も行います。
介護等体験
小学校の先生になりたい人は、特別支援学校で2日間、また社会福祉施設で5日間、介護等に関する現場体験に取り組みます。
取得可能な免許状・資格
- 保育士
- 幼稚園教諭一種
- 小学校教諭一種
- 認定心理士
- 中学校英語教諭二種
(小学校教諭希望者)
- 公認心理師
(大学で必要な単位修得可)
- 情報処理士
- 准学校心理士
- 児童指導員(任用資格)
- 社会福祉主事(任用資格)